今日の日経平均は反落でしたね
やはり、懸念材料が多いからか日経平均は反落しましたね。
前のITバブルのときでさえ、日経平均の天井は二万円でしたから、まだまだ株価が高すぎると思います。
現在の株価がバブルだったのかどうかは、あとになってみなければわかりません。
今後は大幅に調整したあと反発するのか、それともバブル崩壊のときのようになってしまうのか、注視しないといけないようですね。
まあ、株など買っていないので関係ないという人もいるかもしれませんが、年金や日銀などの公的機関が株を買い支えているので、株価下落のつけは最終的には国民に回ってきますからね。
アメリカの出方も心配ですし、政府自民党も予定通り消費税増税を実施すると行ってますから、これも経済への影響が心配です。
いまのところ、株に対する懸念材料が多すぎますね。
これで新たに株を買いたいという人はあんまりいないのではないかと思います。
それから、アメリカのトランプ政権の政策の結果、新興国に向かっていたアメリカの投資がアメリカ本国に還流しつつあることも心配ですね。
新興国からアメリカの投資資金が引き上がると、ドル高になるので、新興国がドル建てで借りているお金の返済をどうするのかという問題があります。
新興国に経済危機が発生すれば、とうぜん、日本の景気にも影響が及びますからね。
アメリカのトランプ大統領は実業家のため、ビジネスマン独特の感覚でアメリカ経済を引っ張ってくれるのではないかと期待してトランプに一票を投じた有権者の気持ちもわかりますが、現実のトランプ政権の政策では世界経済にとってマイナスとなる要因が多いと思います。
中国に進出して工場を建てた日本企業への影響も懸念されます。
アメリカが中国に突きつけた貿易戦争は、アメリカが勝つのは間違いないでしょう。
アメリカが中国に対して関税を引き上げたとして、それに対抗して中国がアメリカに対して報復関税を設定しても、アメリカの中国に対する輸出よりも輸入の方が大きいため、中国の方が不利です。
それで、中国が潰されれるとどうなるかというと、中国の好景気で恩恵を受けていた日本企業も同じように潰されることになると思います。
日本企業は中国に建てた工場は一種の人質みたいなものになっていて、おいそれとは撤退はできないからです。
日米は重要なパートナーだと考えているのは実は日本の方だけで、アメリカとしては日本が潰れてくれるのはぜんぜんオッケーだと考えているはずです。
そんなわけで、日本株については慎重な見極めが必要なんじゃないかと思います。