50代のだめ人間が派遣社員としてコールセンターで働いた結果www
早いもんです。
4月に某外資系企業のスマホのテクニカルサポートをしているコールセンターで働き始めて今月で半年になります。
ちょうど、契約期間の更新にあたり、更新するかどうかよく考えてみたのですが、結局、更新はせずに辞めることにしました。
辞める理由は色々とあるのですが、一番大きい理由は長距離通勤だったため、負担が予想以上に大きかったからです。
勤務はシフト制なので、朝は余裕があるのですが、残業をしたりしてそこから電車に乗ると家に帰り着くのに11時をすぎることも多々あり、そこからすぐに寝てよく朝7時起きしなければならず、これでは体が持たんよなと思いました。
これで、通勤手当はなく、二万円を超える定期代は自腹であったため、バカバカしくなりました。
よく考えたら、地元企業でもっと安い時給でアルバイトした方がマシだったという状況です。
コールセンターでは二次対応に抜擢されたため、時給も上がったりしたのですが、それでも時給は1230円程度です。
ここから社会保険料、税金、定期代を引いて帰りも遅いので夕食代もかかり、外食代も引いたら手元に残るお金はどうなのよって感じです。
通勤時間も事実上会社に拘束されていると同じですから、長時間通勤して定期代自己負担では合いません。
それなら、地元企業で時給1000円とかならそっちの方がいいよなと思います。
ちなみに、時給230円の差で8時間労働で月22日働いた場合、約四万円の差です。
一日の通勤時間で二時間の差と考えた場合、その間も残業したとして時給1000円から25%の割増で稼いだとすると、月22日で5万5千円になります。
さらに、定期代のことを考えると、時給1000円でも900円でも地元で働いた方が得だということになりますね。
そう考えるととてもやってられません。
それで辞めることにしたのです。
単純にお金のことだけ考えたら、地元で働いた方が得であることは確かなのですが、もちろん、地元で働くデメリットもあります。
都会と違って田舎では選べる仕事がすくなるなるわけで、だれでも希望の仕事につけるわけではありません。
そこらへんは妥協が必要なんだろうなって思います。
地元での求人を調べてみたら介護、工場なんてのが多いですね。
介護も工場もスキルもなければ経験もないですからね。
それはちょっと無理かなーとは思います。
ちなみに、わたしは50代のだめ人間のため、正社員での就職は最初からあきらめています。
地元での求人を調べてみたら介護、工場なんてのが多いですね。
介護も工場もスキルもなければ経験もなく、適性もないですからね。
アルバイトよりは少しは時給が良いので派遣社員しか選択肢がありません。
派遣社員の良いところは、派遣会社への登録は履歴書も不要ですぐに仕事を紹介してもらえるところくらいでしょうか。
50代ダメ人間でも雇ってくれるのは派遣会社に登録する大きなメリットです。
いったん、その派遣会社でマジメに仕事をしていれば信用にもつながり、仕事を辞めても次の仕事を紹介してもらいやすくなるのではないかと思っています。
派遣会社も派遣してなんぼの商売ですしね。
まあ、派遣会社なんていくらでもあるので、別の派遣会社で働いてもいいのですけどね。
わたしも登録だけしている派遣会社は何社もあります。
でも、結局は派遣社員なんてその場しのぎにしかすぎないんですよね。
正社員が決まるまでの腰掛けという気持ちでやるのが正解なんじゃないでしょうか?
コールセンターは常に人手不足で求人も多く、時給もほかの仕事よりは高いことが多いので、コールセンターもいいかもと考えている人は多いと思います。
そこで、実際にコールセンターで働いてどうだったかを書いてみたいと思います。
まず、入って2ヶ月は研修期間中なので、その間は比較的楽に過ごせます。
研修内容は座学とロールプレイ中心で、それが終わるとOJTですね。
この研修中に早くも脱落してしまった人は少数ながらいらっしゃいました。
ちなみに、スマホのテクニカルサポートの部署なので覚えることはたくさんあり、それでついていけない人なんてのがいるんですよね。
後は、楽な研修の給料だけもらって、研修が終わった段階での契約更新をしないで、コールセンターを渡り歩くという人もいるとかいないとか。
このあたりは会社側も仕事に向いてない人や研修の成績が悪ければ契約更新をしないで労働者をクビに出来るシステムのため、まあ、お互い様といったところでしょうね。
コールセンターで必要なスキルは普通にパソコンが使えれば大丈夫です。
後は、必要なことは教えてもらえるため、よっぽどスキルが低い人でなければ大丈夫でしょう。
二ヶ月の研修期間の中で仕事に必要なことは全部覚えることは無理です。
というよりも、スマホのサポートは非常に範囲が広いので全部を暗記するのは不可能なんですね。
そのため、暗記よりかは資料の検索能力の方が重要ですね。
わたしは結局、半年在籍してましたが、それでも知らないこと、わからないことはたくさんありました。
それでも二次対応をしてましたので、コールセンターで働いている人の半数くらいはド素人ですね。
そのような実態はお客様にはとてもいえませんね。
お客様はコールセンターのテクニカルサポートはスキルが高くてベテランの人がやってると思ってますから。
それに、日々新しい問題が発生し、資料の更新が追い付かないという問題があります。
それでどうするのかというと、わからないことは教えてくれる人がいるため、その人に聞きに行くという感じです。
それで、なんとかかんとかやってたという感じですね。
コールセンターというとクレーム対応とか、あるいはひっきりなしに電話がかかってくるため大変じゃないのと思う方も多いと思います。
実際、離職率も高い職場ですからね。
わたしはコールセンターの仕事自体はそれほど苦になりません。
どんな仕事でも大変な部分はあり、そのなかでもコールセンターはデスクワークで冷暖房完備ですし、工場とか介護よりかは楽かなという気はします。
ホワイトカラー、ブルーカラーのどっちが楽かと言えば、ホワイトカラーの方が楽ですよね。
未経験スキルなしでだれでも雇ってくれるデスクワークの仕事はコールセンターしかないでしょうね。
ホワイトカラーのなかではコールセンターは底辺職だと思いますが、工場、介護よりかははマシかな?
事務職を志望する人も多いと思いますが、わたしは派遣の事務職は不採用ばかりでしたしね。
ハローワークでの職業訓練ではパソコンの講座とか多いのですが、企業の側ではパソコンスキルが必要なことは当然ですが、それだけでは採用の決め手にはならないと考えているようです。
これは古い考えだと思いますが、事務職は若い女の仕事だという考えの企業は多いようですね。
あえて、50代ダメ人間のおじさんを雇おうという会社は少ないのが実情ですね。
次に、スマホのコールセンターではどんなお電話があるのかちょっと書いてみます。
お問い合わせで意外と多いのがID,パスワード、パスコードがわからなくなったというお話です。
はっきり言って、家でいえばカギと同じなので、パスワード、パスコードを忘れてしまってはどうにもなりません。
そもそも、ID,パスワード、パスコードは自分で設定して管理すべきことなので、これを忘れてしまってはお手上げです。
パスワード、パスコードに関してはお客様の個人情報にあたるため、コールセンターの従業員では見ることの出来ない情報になっています。
そのため、コールセンターで出来ることは、お客様ご自身でパスワード、パスコードをリセットして再設定のお手伝いをすることだけなんですね。
あと、多いのは修理の案件ですね。
スマホは精密機器のため、故障がつきものと言っても過言ではありません。
たいていのお客様は修理の手配でご納得いただけます。
しかし、たまにそれではすまない人がいるのですね。
スマホは壊れた場合には修理、交換という保証はできますが、絶対壊れないという保証はしておりませんし、機械の保証はしてますが、データの保証はしてませんし、そんな保証をしている会社はないと思います。
これに関しては個人的に決めていることではなく、会社のルールなので延々とクレームをつけたとしてもどうしようもありません。
スマホの不具合で仕事に支障があるからなんとかしろとかいう話もよくあります。
まあ、これは口が裂けても言えないことですが、1台のスマホでなんでも済ますというのが間違っています。
モバイルデータ通信が使えない時のバックアップとして、wifiとか、スマホの故障に備えてスマホも二台持っておくのがベターです。
1台がiPhoneならもう1台はandroidにしておく、もしくはスマホがどうしても使えないという時のためにタブレット端末、パソコンを用意しておくというのが必要です。
これが、プロカメラマンとかならカメラを何台も用意しておくというのが常識ですからね。
プロの仕事というのはそういうものです。
スマホを落として壊しちゃった。仕事にならない。
そんなのはスマホメーカーの責任ではありませんよね?
その時のためにバックアップの手段というのは必要なんですよ。