swell後のリップルの動向
swellの期待で上げていたリップルが、噂で買って事実で売る展開になると思っていましたが、今のところは利益確定の売りが出ているものの、暴落という感じにはなっていないですね。
わたしもいったん利益確定しようかなと思っていましたが、ポジションは持続しております。
その理由なのですが、去年のswellでもうわさで買って事実で売るという展開で28円まで下げたあと、400円にトライしたからですね。
もし、去年と同じような値動きになるのであれば、一時的に下げる可能性があるものの、その後は堅調に推移するのではないかと思っています。
押し目で買いといきたいところですね。
それでは、swellでなにが発表されたのかおさらいしたいと思います。
まず、3つの金融機関でxRapidの使用開始が発表されました。
xRapidとは銀行以外の国際送金を行う会社で使われる送金システムです。
その仕組みなのですが、ざっくりというと、送金する通貨をいったんリップルに変換して送金し、相手方に着金すると相手方で使用される通貨にまた変換されます。
ビットコインの場合はビットコインそのもので送金し、相手方にもビットコインで着金します。
たとえば、ビットコインで送金する場合は円のかわりにビットコインを保有することになりますが、xRapidとリップルの場合は、たとえば円のままで送金して相手方にはドルで着金されるため、ビットコインのように既存の通貨におきかわるものではありません。
ビットコインは価格変動リスクがあるのですが、リップルの場合はそういうことは考えなくても良いわけです。
リップルの役割は世界各国の通貨の間にかかるブリッジのようなものです。
そのため、利用者はリップルについては意識する必要はなく、自分のお金を相手方に自由に送金することができるわけです。
ここがリップルの強みで、利用者はxRapidを利用して送金するならば、仮想通貨をいちち勉強したり買ったりする必要はないわけです。
世界の基軸通貨はドルであるため、国際的な決済はドルで行うのが普通です。
たとえば、日本からメキシコに送金する場合、日本円をドルに交換して送金して相手方の銀行ではメキシコペソに交換して銀行口座に入金するという手間がかかるわけです。
このようなプロセスを経て国際送金をするわけですが、いままでの国際送金ではおよそ2日かかり、手数料も高かかったわけです。
これが、リップルの場合だと送金は瞬時に行われ、手数料も安くすむわけです。
このように国際送金の分野でメリットの大きいリップルですが、実用化ができて実際に送金業務を行う会社で採用されたというのが大きいですね。
そういった会社で採用されれば、他の会社も追随することが考えられます。
国際送金のマーケットは非常に大きいため、既存の送金システムはxRapidとリップルに置き換わってしまうようなことを想像すると、今後が非常に楽しみです。
xRapidとリップルが目指すのは、価値の移転であり、たとえば、原油を買って円で払うということも自由にできるようになると思われます。
いままでは、原油を買うにはいったん、ドルを買う必要がありました。
これが、円→リップル→原油なんてこともできるようになるんじゃないかと思います。
そうなると、いちいちドルを保有する必要がなくなるんですね。
世界中にはほんとうはドルを持ちたくないという反米意識が強い人は非常に多くいます。
中東のイスラム教徒はだいたい反米ですからね。
そういう人が仮想通貨に注目し、リップルに投資するということは可能性は非常に高いのではないかと思います。
どうでしょうか?