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バイトテロについて

先日、回転寿司屋さんのバイト君が不適切な動画をネットにアップロードしたことについて、これをバイトテロとかいうらしいです。

 

バイトテロという造語はウィキペディアでも載っているので、結構、社会的には浸透しているようですね。

 

わたしはバイトテロなんて造語があることは、ぜんぜん知りませんでしたが。

 

まあ、そのバイト君は解雇されたんでしょうが、同様の事件はかなりあって、似たような問題をかかえる会社としても頭をかかえているような状況のようです。

 

というのも、このバイトテロというのは確信犯のため、解雇するからといって、なんのペナルティにもなっていないからです。

 

そもそも、バイトは人手不足であることはいろんな報道にもでています。

バイトを解雇されたからといって、他のバイトを見つければいいだけのことなので、バイト君はなんにも困らないからですね。

 

それで、損害賠償を請求するとか言っても、バイト君は低賃金で働いているため、見るべき資産はないでしょうから、そんなの請求しても無駄なのですね。

 

このバイト君のモラルが低下しているのはなぜかというと、低賃金、長時間労働にあると思われます。

 

体がきつくてバイトを辞めるといっても、強制的にシフトを入れられていたりするのですね。

 

そう言った不満があって、どうせ辞めるなら動画をYouTubeにでもアップしてウケ狙いをするというわけです。

 

そうやって、動画が注目されて再生回数が上がれば、YouTuberとして有名になれるかもしれないし、もしかしたら、広告収入で生活できるようになるかもしれないわけです。

 

その上、バイト君は会社を解雇されても失業保険はもらえるわけですから、そっちの方が得じゃねって思うわけですね。

 

いわゆる、フリーターもそういう考えの人が多いことは仕方がないことです。

 

何年か前に中国で日本向けの食品に有害物質を混入させたという事件がありましたが、そういう人は世界的にも珍しくないのでしょうね。

 

学生バイト君ならバイトはあくまでも副業で、学業の方が大切なのですから、ちゃんと勉強できる環境なら、バイトは別にクビになってもかまわんわけです。

 

そんな感じなので、バイトテロには有効な解決手段がありません。

 

これはやっぱり、低賃金でバイト君をこき使うという構造をなんとかしないと、バイトテロはなくならないのではないかと思います。

 

会社の意識改革が必要であると思います。

 

これが、昔なら日本は年功序列でだれでも正社員になれた時代があったわけですが、この年功序列というのは、同じ会社で長く働いた方が得だという制度です。

 

同じ会社で長く働いた方が得であるというなら、いたずらをして会社を困らせてやろう、解雇されてもかまわない、というバイト君の動機もなくなるわけですね。

 

正社員なら、解雇された場合は定年退職で退職金もらえるというのを、みすみすフイにしてしまうわけですから。

 

会社も労働者の賃金を低く抑えて利益を出そうとしても、バイトテロみたいなことが発生するわけですから、長期的には会社の利益にはならないということを知るべきだと思いますね。

 

そんなわけで、契約はバイトだとしても、働きによっては正社員なみの待遇にするとか、有給休暇もきちんと取らせてあげて、バイト君の不満が噴出するようなことはしないのが大切なんじゃないかと思います。