どうせ無職だしブログでも書くか!

無職で暇なのでブログをやりますよ

裁判所で45万円ゲット

今日は裁判所に行って会社側と和解が成立しました。

事件の概要ですが、派遣会社の求人に応募して、派遣先の業務説明会に行かされたら、不採用になってキレたという状況です。

労働者派遣法では、派遣先は面接を行ってはならないとして禁止されております。

業務説明会が違法な面接であったことは明らかですから、不採用は違法無効として、業務説明会に行った段階で雇用契約は成立していることを確認するために労働審判を申し立てました。

労働審判では給与1ヶ月分で和解提案されたのですが、これに不服があったため、和解を蹴って訴訟に移行しておりました。

訴訟と言っても労働審判の申し立てを再利用して訴状に代わる準備書面を裁判所に提出するだけなので、それほど難しいことではありません。

一般人にとっては裁判所の敷居は高いと思いがちですが、そもそも、憲法では裁判を受ける権利は保証されており、誰でも気軽に利用出来るべきものです。

裁判所を利用できないと、もめ事はやくざ者に依頼する人も出てくるため、弁護士に依頼しなくても、本人による申し立てでも裁判所を利用出来るようになっているわけですね。

法律文書のひな型はインターネットで公開されておりますし、法的な解説もインターネットにあるため、やる気がありさえすれば本人訴訟は十分に可能です。

で、今回の事件ですが、実はこちら側が勝訴するという確証はなかったのです。

会社側のしていることは、労働者派遣法に違反することだったとしても、これは公法に違反することになり、雇用契約というのは私法上の取り決めなので私法上も不採用が無効で雇用契約が成立してることが認定されるかどうかはよくわからなかったのです。

そもそも、会社というのは労働者を雇う義務はなく、労働者を採用するかどうかは会社側の裁量が認められていますから、派遣先の意向により派遣元が不採用とするのは合法と認められる可能性も大いにあったのです。

そこで、戦術としては判決を取るのはどっちが勝つか分からない博打になってしまうので、和解により解決することとしたのです。

会社側としても判決が出れば、判例集に載ったり、マスコミ報道がある可能性があること、万が一負けると給与を全額補償して雇わなければならないわけで、それは嫌がったのだと思います。

そこで、解決金は3ヶ月分から少しけずって45万円とするということで和解に至ったというわけです。

解決金45万円というのが多いか少ないかですが、負ければゼロですから、ゼロよりはマシです。

1日も働いてないのに、45万円もらえるというのはいい線言ってるのではないでしょうか?

皆さんも、理不尽なことがあったら決して泣き寝入りすることなく、裁判所を利用して解決することをおすすめします。

被害者が泣き寝入りする原因は弁護士費用が高すぎるため訴え出ることが出来ないケースが多いことが上げられますが、わたしがしたように本人訴訟という方法もありますし、法テラスで弁護士費用を立て替えてもらえる法律扶助という制度もあります。

また、弁護士保険という制度もあります。

日本人の心情として、裁判沙汰を避ける傾向がありますが、世の中のトラブルの多くは法律で解決することが可能です。

法律で武装してこの厳しい世の中を乗り切っていきましょう!